入社した会社がブラック企業。「辞めたい!」「逃げたい!」この苦境を抜け出すための4つの方法

      2016/06/22

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hijouguti

「ブラック企業」という言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。苦しかった、厳しかった就職・転職活動を乗り越えてやっと手に入れた内定。でも入社したらそこはブラック企業。ブラック企業に入社したあなたは、すぐに辞めたい衝動が襲い掛かるはずです。しかし、会社を辞めてしまったら履歴書に傷がつく、無職の状態になってしまう、などといったリスクなども懸念されるため、逃げたい衝動と会社を退職したあとに訪れる恐怖感から、苦悩と葛藤の日々が続いていることでしょう。

中にはたとえブラック企業に入社したとしても、その苦しみに耐え、続けられる人もいます。また、逆にブラック企業が自分のワークスタイルにハマる人もいらっしゃいます。企業に対する価値観は人それぞれです。

世間や周囲がブラック企業といったとしても、自分がそう感じなければそこは自分にとってブラック企業ではないのです。

しかし、周囲からブラック企業と呼ばれてしまう以上、多くの方はその環境を生理的に受け止めることができなく、入社後に激しい後悔に襲われることでしょう。

自分に極端に合わない労働環境の中に長期的に依存してしまうと身体的疲労や精神的苦痛からうつ状態になってしまい、社会で生活するのが困難な状況に陥ってしまう場合も懸念されます。現実的に考えて、そういった環境で働き続けるのは無理が生じてしまいますので、何らかの対策を立てて自分自身が今、置かれている状況を好転させる方法を考えていくことが現実的な解決策であると思われます。

まずは、あなたが入社した企業が本当にブラック企業なのかを判定するために、代表的なブラック企業の特徴をあげてみましょう。


ブラック企業にありがちな代表的な10つの特徴

  1. 残業時間が強制的に月120時間を超える。残業代も支払われない。
  2. パワハラ・セクハラが頻繁的に行われている。
  3. 休日返上が珍しくなく、月間を通して休暇をほとんどもらえない。
  4. 残業をするのが当たり前の社風で、仕事が終了しても帰りづらい。
  5. 親族が亡くなったり、大事な人の結婚式も休暇を取らせてもらえる雰囲気ではない。
  6. 社員の吊し上げ、いじめ行為が頻繁に行われている。暴力を振るう社員がいる。
  7. 日常的にオフィスに怒鳴り声が聞こえている状況である。
  8. 会社が怖くて誰も会社の不満を言えない状況である。
  9. 離職率が異様に高い。1ヶ月単位で何人ものスタッフの出入りが頻繁に発生している。
  10. スタッフが異様なほどに社風・社則に洗脳されている。

以上が、代表的なブラック企業の特徴になります。
いかがでしたでしょうか。ブラック企業に入社して激しい後悔を感じられている方、上記にあてはまる項目はありましたでしょうか。もし、5つ以上あてはまる項目があるようでしたら社会的観点からもブラック企業と認識される可能性は高いと思われます。

ですが、最終的にそこがブラック企業と判断するのはあなたです。そこがあなたにとってブラックなのであればあなたにとってマイナスばかりに働きかけるブラック企業なのです。

大抵の人は、劣悪な就業環境の中では充実した社会生活を送ることはできません。プライベートもです。
入社して数ヶ月の間に明確な体調不良や精神的疲労を感じるようになり、出社することに身体が拒否反応を起こすことになってくるでしょう。

しかしながら、入社して数ヶ月も満たないまま会社を辞めてしまうとその後の社会生活に大きな影響を与えることになります。これを懸念して多くの人が耐え続けてブラック企業で働き続けているのも今の日本社会の現状なのです。

では、この状況を好転させるためにはどうしたらいいでしょうか。リズムオンラインで考えられることができる4の方法を紹介させていただきます。

入社した会社がブラック企業。「辞めたい!」「逃げたい!」この苦境を抜け出すための4つの方法

 

1.在籍期間を決めてその期間のみブラック企業に就業し続けることを決意する。

これは、あくまで、自分が耐えられる確信があればのお話です。劣悪な環境の中で就業し続けることは心身ともに大きなダメージを受けることになりますし、最悪の場合、社会復帰が困難な状態や社会に対して大きなトラウマを負ってしまう高いリスクもあります。十分にご自身を理解した上でできるかどうかご判断いただければと思います。1年以上我慢することができれば、その後の転職活動において不利になる自体は軽減できることが見込めますし、次入社を希望する会社に対しても面接の場で今の状況をしっかりと説明することもできて、理解を得られる会社も出てくることでしょう。非常に重要な決断ですので第三者の意見もヒアリングした上で、自分を客観的に見つめて進めていくのが最も良い進め方であると考えます。自分自身の限界について知っておくことも重要です。

 

2.ブラック企業に在籍しながら転職活動を進める。

これは、就業しながらでも転職活動ができる時間がつくることのできる場合です。転職エージェントや各種求人媒体を駆使して転職活動を行い、今の状況をしっかりと説明して同じ過ちを繰り返さないように時間をかけて進めていきましょう。転職活動をする決意が決まれば、ブラック企業に在籍している期間がご自分の中で限定されますので、ご自身の心の負担も多少は軽減されると思いますし、次の就職先への希望も持つことができます。転職活動においても、希望の企業にしっかりと事情をお伝えすれば、理解をしてもらえる会社も出てくる可能性もあります。

傷が浅いうちに行動を行ったほうが状況が好転する可能性もあります。就業中での転職活動ですので、面接官からの理解も得られやすいですし、負い目を深く感じることなく自信を持って面接に望むこともできます。また、転職活動をしている期間、少しずつ在籍中の会社の良い部分(例えば信頼できる仕事仲間ができた)なども見えてくる可能性も少なからずあります。もしかしたら心身負荷も軽減されてきて、「もう少し様子をみてもいいかな」と思えてくるかもしれません。リスクを最小限に抑えて、在籍と転職の可能性を保持しつつ進めることのできる解決法です。

 

3.ブラック企業を退職して気持ちをリセットしてから転職活動を始める。

上記のブラック企業の代表的な特徴で5つ以上該当している企業に在籍している場合、この状況にならざるおえないのが本当の所でしょう。5つ以上ある場合は、「出社したくない」「会社から逃げたい」「死にたい」などの感情や出社に対する拒否反応が芽生えてきてもおかしくはありません。心の健康を最優先に考える場合には、この方法が一番有効だと思えます。自分自身の限界をしっかりと見極めた上で慎重にご判断ください。精神状態が深刻な状況に陥っていなければ、会社を退職してしばらくすると、徐々に体調は回復して来るはずです。新たな気持ちで転職活動に望むのもひとつの手段です。ただし、この場合、上記でもご説明させていただいたとおり、無職状態になってしまうというリスクを背負ってしまうこととなります。これが足を引っ張ってしまい、転職活動の妨げになってしまうのでしたら、派遣スタッフや、アルバイトを期間中一時的に行いながら転職活動を進めていくのも手段です。全く職についていない状態で企業面接に望むのと、何らかの職についていて生活を維持しながら企業面接に望むのでは、面接官が抱く心象も違うでしょうし、自分自身が今の状況に負い目を感じるような心の負担も軽減されることもあります。

一旦気持ちをリセットして心身共に回復を待ってから再スタートをきるのも、場合によっては状況好転に向けての必要な手段であると考えます。

 

4.前の会社への出戻りを検討する。

これは、恥ずかしいことではありません。出戻りはよくあるケースです。ご自身でよく考えて、もし、前の会社に対して戻りたい、やり直したいという気持ちが芽生えているのでしたら、それを考えるのもひとつの手段ではないかと思います。ただし、前の会社を退職したからにはそれなりの理由があるはずです。一時の感情に捉われず、しっかりと出戻りをした時の自分の立ち位置や今後の社会生活のイメージを整えてから行動を起こしていくことが必要です。この場合、前の会社への打診の仕方、出戻りを希望する旨の説明の仕方など十分な配慮が必要とされますので、よくお考えになられてから行動を起こすのが良いでしょう。一度退職した会社に戻るということを受け入れてくれる企業もあれば、そうでない企業もあります。また、戻ることによってそれを快く思わないスタッフもいる可能性があります。また、出戻りをしたらその会社を再び辞めるという選択をしにくくなります。一時の感情で決断するのではなくしっかりと考えてから後悔のないように判断しましょう。

 

以上、状況を好転させるための4つの方法を記載させていただきました。

共感いただける方法はありましたでしょうか。もしあるのでしたらご参考頂ければ幸いです。
このページではいずれも永続的にブラック企業に残るという考え方は記載しておりません。それは、あなたが送る今後の長い社会生活において、苦しみながら働き続けるのは心身共に非常に悪影響を及ぼすと考えているからです。ブラック企業での就業を経て、その経験を十分に活かして納得できる転職先を見つけ出せることのできる人もいます。逆に、次の転職先もまたブラック企業にあたってしまった。という人も少なくはありません。転職活動を行うにあたって、一番避けたいのがブラック企業からブラック企業へ渡り歩いてしまうこと。そうならないためにも、現状をしっかりと見つめて、自分の希望条件にあった納得できる会社選びをしなくてはなりません。

ブラック企業に就業中で激しい後悔と葛藤と闘っている方、今は本当に辛いと思います。
この状況を一人で抱え込むのではなくて、第三者や身近な人たちへの相談も踏まえながら慎重に好転へ向けての一歩を踏み出し、いきいきと社会生活が送れるようになれることを心より願っております。

 

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